弁護士会について

会長挨拶

福井県民の人権の守り手,身近で頼りになる法律専門家として,福井弁護士会はがんばります!2019年度会長 吉川健司

 2019年度福井弁護士会会長への就任にあたり,皆様にご挨拶申し上げます。
 これからの1年間,4名の副会長の協力を得て,会長として福井弁護士会のために尽くすとともに,福井弁護士会やその所属弁護士が,市民の皆さんの味方となって力を発揮できるよう努めますので,よろしくお願いします。

1 自己紹介

 私は,1971年に福井県において生まれ,高校まで福井県で過ごしました。
 高校卒業後,1991年に東京の大学に入学し,人権ゼミなどに参加したことにより,様々な社会問題,例えば,公害,過労死等の労働問題,医療過誤事件,サラ金・多重債務問題,冤罪事件など,無数の人権侵害の事実を初めて目の当たりにしました。さらに,その中で,多数の弁護士が,被害者の訴えを真摯に受けとめ,裁判等を通じて,被害者の救済,被害の根絶に努力する姿を見てきました。
 大学でのこのような4年間を経て,社会には,人権侵害からの救済を求める市民が数多くいること,その一方で,救済に取り組む弁護士が足りていないことを知りました。そして,人権侵害に苦しむ市民の味方になることのできる職業として,弁護士になろうと決意しました。その後,5回目の受験でやっと司法試験に合格するという苦労はありましたが,2000年4月からの司法修習を経て,2001年10月に福井弁護士会に入会しました。
 以後,約18年間,福井において弁護士として活動してきました。その間,人権侵害に苦しむ市民の味方として活動してきたという自負はあります。

2 抱負

 私が弁護士になった2001年当時の弁護士数は,全国で約1万8000名,福井は約40名強でした。現在は,全国で約4万名,福井も113名に増え,2倍を超える増加となっています。
 弁護士数の増加により,裁判所があるにもかかわらず弁護士が0名ないし1名しかいないというゼロワン地域はほぼ解消され,福井県のゼロワン地域も無くなり,地方において弁護士に依頼することは以前よりも容易になりました。また,身体拘束を受けた被疑者の方が国選弁護人を選任するという体制も整備され,被疑者の方の人権保障が強化されたことも間違いありません。
 一方で,弁護士1人あたりの売上や所得が以前よりも減少し,それだけが原因というわけではありませんが,弁護士による不祥事が増加しているという憂慮すべき事態も生じています。
 このような現状を踏まえ,福井弁護士会会長として,福井県における弁護士業務のさらなる拡大をはかり,福井県の弁護士が安心して弁護士業務に取り組めるように努力いたします。そうすることが,弁護士法1条が定める,「基本的人権の擁護」と「社会正義の実現」という弁護士の使命を果たすことにもつながり,市民の方が安心して弁護士に依頼することができるようになると考えます。

3 市民の皆さんへ

 福井弁護士会は,市民の皆さんの様々な悩みごとに応える無料・有料の法律相談事業をほぼ毎日実施しており,弁護士の知り合いがいない方のための弁護士紹介制度もあります。法律改正に対応したセミナーも実施しています。どうぞお気軽にご利用ください。
 また,突然逮捕された方のために,24時間以内に弁護士が無料で接見に行く当番弁護士制度も実施しています。身内の方が逮捕されて困ったという方は,福井弁護士会にすぐに電話してください。
 さらに,福井弁護士会は,これまで,各団体と協力して講演会・市民集会の開催・後援を行い,市民の皆さんと一緒に社会問題を考えるということをしてきました。弁護士だけでなく,一人でも多くの市民の皆さんに参加をいただいて声を上げるということが,法律制度の改善や社会問題の解決につながります。
 今年度もそのような講演会,集会を実施する予定ですので,是非御参加いただき,福井弁護士会の活動を応援してください。
 どうぞよろしくお願いいたします。

福井弁護士会 令和元年度会長 吉川健司